父が与えてくれた休養

えいめい

2016年10月22日 13:12



父が他界して今日で丸5年。

そういえば3日程前に夢に父親が出てきました…

「電気屋にふらっと寄ったらお前の姿が見えたから声かけた、じゃあな!」

はっきりした夢でした…。

毎日病室に通い、父が楽になるような道具を作ったり、靴下を履かせたりした事を思い出しました。

あれから5年、僕はまだまだこの業界の底辺をうろうろしている…

昨日のブログコメントで「今度こそ、今度こそと言う人に今度はない。歳もとしだから考えた方がよいのでは?」とアドバイス(前向きに捉えていますので悪しからず)を頂き少しドキッとしましたが、僕の考えはこうです。

確かに僕は来年もう40歳です。芸能界という流行り廃りの世界に身を置いていれば、確かに安定などはありません。上京して3年と4ヶ月、ハッキリ言って毎日苦しかった、何度も挫折して自分を見失ったし人にも迷惑をかけました。しかしこの世界それくらい当たり前で、この先もずっと僕は苦しいでしょう。しかし会社員や公務員なら安心出来るのか?どんな職業にも不安や悩みはつきものではないでしょうか?

半信半疑でこの世界に入り、今ようやく少しづつですが先輩や仲間が出来てきて、仕事のルートも掴みつつあります。テレビに出るだけが芸能界の仕事ではなく、見えない仕事、不条理な仕事も沢山あります。それくらいみなさんも想像出来るでしょうけど。人には言えない、言ってもどうしようもない事も多々あります。何度も何度も打ちひしがれてきましたが、お陰様で業界において少し精神的に打たれ強くなってきました。(ふてぶてしいだけなのかもしれませんが)

一般会社員だと定年までまだ20年あります。僕はまだまだ平社員レベル、社長を目指しているわけではありませんが、たった3〜4年で諦めたくはありませんし、この仕事に今は幾ばくかの誇りも備わっています。

今回の入院で、ある意味自分をリセットし、明日からまた日常の活動に戻ります。この入院は亡き父が与えてくれた休養だと感謝しながら、最終日を過ごしたいと思います。

【テレビ出演のお知らせ】






関連記事