アルバム「BATON」感想

えいめい

2017年07月20日 01:51




2013年のSTATEMENTから4年、本日発売された徳永英明さん17本目のニューアルバム「BATON」早速聞きました。

英明のアルバム「BATON」感想スタート

01.ずっと変わらないもの
不安定でエスニック的緊張感あるイントロから始まり空がすこしづつ晴れていくようなメロディライン。珍しく頭から2声のハモリ。聞いていたらリアライズの頃を思い出させるテイストだなぁと感じていたら後半から超超久しぶりにsaxが入っているじゃぁないですか!アウトロがまたいいっ!一発でお気に入り決定!

02.夢を
分厚いサウンドで、終始歌い上げるメロディ!コード進行は「砂漠」的なライブで盛り上がる曲かと。「いくつの街、僕は越えただろう?答は今でもきっと変わらない」歌詞的には夢を信じてのアンサーソングな感じがした。なるほど、作詞は太陽がいっぱいの山田ひろしさんではないですか!2曲目から盛り上がってしまいました。

03.空はみんなのもの
涙…。こっ、これぞあの日の徳永サウンド!を包括した新しいサウンド!いい、いい、めっちゃいい!ベースライン、ギターカッティング、曲間のピアノライン、BIRDS〜JUSTICEの時代にフィードバックしてしまった。作詞は徳さんらしい!この変則的改行の歌詞構成をコアマニアにはたまらん完璧な徳永コード進行で…いやぁ…たまりません…涙ものです…。ギターのテケテケキュイーンは庄司さんを思い出して更に涙…。最後の転調に転調を重ねて張り上げるメロディでノックアウト。

04.バトン
アルバムタイトル曲。北海道ツアーで発売翌日にライブで歌わせて頂きましたが、唄うのはとっても難しい曲です。音域が広くミドル音が連打するので歌っていて苦しくなります。まだまだ歌い込みが足りないのは承知ですが、連日テレビで唄う徳永さん、やはり偉大な方だと、痛感する曲です。

05.陽炎
哀愁漂うビンテージテイスト。何故か秋桜のさだまさしさんが浮かんできました…。ボーカリストからの70歳代ファンには懐かしくたまらない一曲ではないかと。昼ドラ主題歌になりそうな編曲はバトンに続いて瀬尾さん。バイオリンはお馴染みの弦一徹さん。この曲はギターの弾き語りで唄いたくなります。

06.あなただけしか素顔は見せない
2003年にリリースしたシングル「君は君でいたいのに」あたりから、この優しいテイストのメロディラインが始まった気がします。2008年「ボクニデキルコト」2012年「名前のないこの愛のために」など5年スパンで優雅な曲が生まれています。編曲もピアノとベースとストリングスのみで本当に優しい曲です。

07.無言の力
徳永さんは「中島みゆき」さんを尊敬されているそうですが、この曲は歌詞とメロディと歌唱癖からなんとなく彼女へのリスペクトを感じてしまうのは僕だけでしょうか…。違ったらすみません。「祈りはぁ〜〜」と「いつんもっ守ぉてぇ〜いるよ〜」「こっこーろんのーなかに〜」っていう徳永さんの唄いグセが特徴でもあり大好きでごわす。

08.きたかぜとたいよう
過去に例のないテイストの曲。物凄く複雑なコード進行かつ難しいメロディに驚きました。徳永さんが影響を受けたアーティストに「ELO:エレクトリックライトオーケストラ」がいますが、徳さんの難解なコード進行の曲を聞くと、きっとELOを聞いていた感性だから生まれてくるのかなぁと感じます。編曲が少し懐かしい古川昌義さん。きっと徳さんは小さい頃に北風と太陽の絵本を夢中で読んでいたんでしょう!

09.置手紙
今回のアルバムバトンは、曲の所々に太陽の少年やblessの頃の懐かしい雰囲気も感じます。全体的にサウンドが分厚いんです!この曲のビートは沖縄のイーヤーサーサー的。意外とライブの最後にみんなでワイワイ盛り上がる曲な気がしますね〜。作詞は、わぁお山田ひろしさん!

10.ハルカ
アルバムラストナンバー。作詞は3度登場、山田さん、お疲れ様です!そして徳永さんファンで「はるか」さんはきっと失神的歓喜ですねwそれはさて置いて、エンディングにふさわしい感じがしますが、アルバムの曲順とライブの曲順はいつも全く違うのでどこで歌われるのか?中判あたりもありますね!


ボーナストラック
11.僕のそばに
2003年のセルフカバーとは全く違い、ボーカリストシリーズを経て現代に蘇った「僕のそばに」過去のどの作品よりも優しく切ないアレンジは流石の坂本昌之殿。色褪せない名曲です。

さてさて、17作品目のアルバム「BATON」ざーっと下手な感想を書かせて頂きましたが、僕は01と03が超超超気に入りました❗️

兎に角、デビュー31年目の今も、病気を乗り越えまだ進化し続ける徳永英明さんに脱帽の一言です。

みんなも買って聞きましょう❗️

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