子供の頃、1年365日の中で、最も好きな朝は 「12月25日の朝」でした。
僕の家には、24日の夜中にサンタクロースがやってきて、そっとプレゼントを
玄関脇に届けてくれていました。前の晩は、弟と2人でサンタへ手紙を書く。
「べんきょうと、じゅうどうと、てつだいをがんばります!いいこにします。」と
ドキドキしてなかなか眠れず、2段ベッドの上と下とで弟と「サンタ来るかな…?」
と話しながら、玄関の方へ聞き耳をたてていました。
いつもは、ねぼすけな僕も、25日の朝だけは、母よりも早く起きて、玄関へダッシュ!
キョロキョロ・ソワソワ…
「おおおおおおおおおおおおおおおお!」
クリスマスの包装紙に包まれた大きなプレゼントが二つ!!!!
「やっぱりサンタクロースはいるんだ!」
「おとうさん!おかあさん!プレゼントきたよおおおおお!」
「僕が書いた手紙もないから、サンタさん持って行ったんだ!」
喜びと、驚きと、感動が、空の彼方からやってきていたあの頃。
「これからもいい子にします!仮病で柔道の稽古は休みません!お手伝いします!
宿題します!漢字100字毎日書きます!弟をいじめません!」
と、出来もしない優等生精神を誓う朝だった!
思い返せば、そんなメルヘンチックなイベントが我が家にはいつもあった。
大人になって、現実社会の軋轢に夢や希望が薄れがちになっていたけど、
今年のクリスマスは「玄関脇のプレゼント」を何よりも待ちわびていた
あの頃の気持ちが蘇っています。いや、ひょっとすると今年の25日の朝は、
何十年かぶりに、我が家の玄関脇とこのブログをご覧の皆さんにサンタが
とてつもないプレゼントを届けてくれそうな気がします。
「仕事します!大掃除します!歌も頑張ります!」って手紙を書こう!
夜中にそっとプレゼントを届けてくれていたサンタクロースは、
2012年12月25日に僕に起こる出来事もきっと知っていたはず。
つづく
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