今そこにいる
道なき道をかきわけて進む事は大好きだが
かきわける道やその世界・場所が 山とか海とか川など分っていれば
そのかき分け方もあるていど「予想」できる
しかし
かきわける道が存在する世界がいったいどこにあるのか?
どんな道具や知識や経験や概念がいるのか?
何も分らなかった・・
そこは真っ暗闇で
上なのか、下なのか、横なのか、縦なのか、前なのか、後ろなのか
全く何も見えない次元に落とされた感覚・・・
自分の息遣いだけが聞こえる
頼りになるのは己の「声」だけ・・・
そう 声 だけ
その声すら見失い聞こえなくなる時もあった
平然を装い、気勢だけがから回る
自分が自分でなくなる感覚にも襲われた
もうういいやとあきらめもした・・・
俺にはできないとさじも投げた・・・
声出して泣いた・・・
大声で叫んだ・・・
もがいているうちに 何かにぶつかる
真っ暗だからそれが何かさえわからない
壁なのか、扉なのか、階段なのか、天井なのか、
でもそこに何かがある
真っ暗の無の空間でもがいていたから
ぶつかった事さえ 嬉しい
このぶつかった衝撃の相手が何なのか?
よし分るまで徹底的にぶつかってみようじゃねーか!
今、そこにいる
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