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Posted by チェスト at

2012年12月24日

「シャッターの向こう側」 2012年を振り返る 6/7


前回のものまねグランプリザ・サバイバル「唄のショートSHOW」シャッターの裏での出来事。
収録本番は、リハと違い、観客、審査員、スタッフ、関係者全員が張りつめた空気の中で扉を
見つめています。「このシャッターが開けば、自分の姿が世の中に出るんだ…」と、これまで
経験した事のない「緊張」に襲われました。カメラチェック、配置スタンバイなどなど、さらに
緊張がMAXとなり、手が汗ばんで…「声が出るのか、音を外さないか、途中で閉まるのか…」
と頭が飽和状態になった時…

「あ、唄うペンキ屋さんだ!」

と、シャッターを開く係のADさんが僕に語りかけてくれました。

なんだかスーーーっと、緊張が消えていきました。

そうだよ、俺は今まだペンキ屋だよ、みかん箱の上、80度の屋根の上、1歳時の椅子の上…
これまでの自分が歩んで来た道のりが走馬灯のように頭を駆け巡りました。

「このシャッターの向こう側が、僕の夢見ていた世界なら、ここから一歩踏み出すことが
僕のSing my wayの始まりなんだ!たった30秒、だけどこの30秒が自分の運命を左右する
30秒になる。閉まろうが何だろうが、いつもの様に、ありのままの自分で唄えばいいんだ!」

そう自分に言い聞かせ、手綱を引くADさんとアイコンタクト!

無心で30秒唄いきれた…シャッターから一歩踏み出す前に、シャッターと我に返して
頂いたADさんに2回礼をしました。

「あのシャッター」は紛れも無く、明日僕に起こる出来事を許し導いてくれた扉だった。

つづく


  

Posted by えいめい at 15:37Comments(7)